地元産ヒラタクワガタの繁殖 Part.1 ブリード開始

 

「地元のヒラタを採集してブリードしてみたい」

 

2年前の冬、カブクワのブリードを始めて少し経った頃にそう思いました。

その思いは日に日に強くなり、昨年の夏からヒラタのペアを求めてカブクワ採集を開始。

昨年はオスしか捕まえることができなかったためブリードは断念しましたが、今年の採集で念願叶いヒラタのメスを採集することができたので今年から地元産ヒラタクワガタのブリード開始です!

種親データ

・学名:Dorcus titanus pilifer

・和名:ヒラタクワガタ(本土ヒラタクワガタ)

・産地:島根県西部

・累代:WD

・体長:26.0mm

 

2020年8月11日 親♀採集

昨年に引き続き今年もヒラタのオスは何頭か採集できていましたがメスは全く見つからず。

ヒラタのメスは見つかりにくいと言われているので見つからないものだと割り切ってノコやカブトなどを探しているとき

このニレの木?の丸で囲っている部分に黒い何かが挟まっているのを発見。

取り出して見てみるとヒラタっぽい・・・

暑かったので一旦持ち帰り家ででしっかりと見てみたところ、目的のヒラタ♀でした。

サイズは26mmとかなり小型。ただ背中には光沢があり、腿節も前方に湾曲しながら太くなるヒラタの特長を持っているためヒラタで確定でしょう。

またこの個体を見て初めて知ったことですが、ヒラタにもオオクワと同じように背中にスジが入るようです。

そのことを知らず最初はオオクワなのでは?と思ってました(笑)

8月29日 産卵セット

念のためオスも用意しましたが、メスのエサ食いが良かったのでペアリングなどはせずに持ち腹期待で産卵セットへ投入。

使用したマットはMDカブトマットのプロ改。材なしのマットガチ詰めでセットしました。

 

8月31日 産卵確認

セットからわずか2日でケース底面に卵を確認。

産卵が予想以上に早く安心とともに驚きです。野外個体は条件が合えばすぐに産卵するとかあるんでしょうかね?

産ませすぎても後が大変なのでセットから約1週間ほどでメスは取り出しました。

 

9月14日 孵化確認

産卵を確認してから2週間で1頭目の幼虫が孵化しました。

孵化までが早いのは日本の四季に順応し次の夏にきっちり羽化できるように進化した結果なのかもしれませんね。

ただそれでもここまで早いのはある意味新鮮です。長いやつだと孵化まで1ヶ月とかかったやついるし・・・

10月7日 割り出し

セットから約1ヶ月。ケース側面に見える幼虫の数も増えてきたので割り出しを行いました。

結果は幼虫7頭。今回はあくまで累代飼育が目的なので取れなさすぎても取れすぎてもちょっと・・・って感じになりかねませんが、理想的な数に落ちついてくれました。

 

採れた幼虫はすべて800ボトルへ投入。

今回は固く詰めた場合と柔らかい場合成長に差が出るのかを調べるために3つは柔詰め、4つは固詰めしたものを用意しました。

ヒラタの幼虫は朽ち木と土の中間くらいの木でよく見つかるらしいので、どっちがヒラタの生育環境にあっているのかが分かれば今後の累代飼育の助けになると思います(`ω ´)

さいごに

ヒラタクワガタは子供の頃からの憧れのクワガタでした。

そのクワガタを自分の手で採集しブリードができることが非常に嬉しく、またどんな個体が羽化してくるのか楽しみです( ´ ω`)

ヒラタがオオクワのように乱獲によって絶滅の危機に瀕する可能性は少ないとは思いますが、交雑により本物のヒラタがいなくなる可能性は少なくはないと思うので、今回捕まえたメスから採れた幼虫たちの血統を長期的に野外ヒラタの血統として続けることができるのが理想です。

 

もちろん累代を続けていく以上サイズも狙っていきます!

最終目標は80mmですが、その前に野外で記録された最大個体(75.4mm)超えですね。

まあ、WF1でいきなりそんなのが羽化してくるとは思えないので今サイクルでは65mmアップを目標とし、あわよくば70mmアップがでればいいなーって感じのスタンスでやっていこうと思います。

 

この地元産ヒラタの繁殖は長期的に続けていくつもりなので、時間をかけてじっくりと大きくて美形な個体を育てられるように頑張っていこうと思います(0`・ω・´)=o

コメント

タイトルとURLをコピーしました